大人の吃音で多いのはどのタイプ?
大人の吃音で多いのは、【難発(なんぱつ)】タイプの吃音だと言われています。
難発と言うのは、はじめの言葉がなかなかでてこない吃音です。
「こんにちは」というときに、「・・・・・こんにちは」のように、すぐに一言目がでなくなってしまいます。
このほかには、連発(れんぱつ)「こここここんにちは」というものと、伸発(しんぱつ)「こーーーーーんにちは」というタイプがあります。
人によると思いますが、連発や伸発を恐れるうちに難発になったり、難発の吃音を打開しようとするときに、連発や伸発になってしまうのかもしれません。
この3つのタイプは、独立していると考えるよりも、関係しているとも考えられます。
一般的にどもりと認識されているのは、連発のタイプの吃音ですね。
なので、一言目がでにくい難発は、どもりと認識されないことがあり、他人の理解を得られにくいという特徴があるようです。
社会人になり、仕事で電話の応対をしないといけないとしたら、難発タイプだと、一言目の会社名がとっさにでてこなくなり、
電話なのに無言になってしまう、ということで困っている人がたくさんいるようです。
これでは、仕事になりませんよね。
電話は相手の顔が見えないから全然平気、という人もいますが、電話が特に苦手という人はかなり多いです。
これだと、電話が鳴るたびにびくびくしてしまい、電話が鳴っていないのに、「何時鳴るだろう、何時鳴るだろう」と予期不安で常に緊張してしまうということにもなりかねません。
子供の吃音と違うのは、大人の吃音はこのように仕事上で困るということです。
仕事は電話だけではありません。
会社の同僚が結婚すれば、結婚式のスピーチがありますし、プレゼンテーションがあったり、朝礼の挨拶があったり、セミナーを開くかもしれません。
とにかく、大人の吃音は、仕事に支障をきたしてしまうことが非常におおいです。
できれば、早いうちに吃音の症状を緩和したいですよね。
このサイトで紹介しているMRM 吃音改善プログラムは、そんな大人の吃音に役立ってくれることと思います。